嵐オリジナルアルバム紹介⑥:ARASHIC
今回は2006年7月5日に発売された6th Album【ARASHIC】です。
メンバーが口々に語る彼らの転機が2006年頃、一日2公演じゃファンが入りきれず3公演にし、それでも入れないファンがいるため追加公演でドームが決まったというのはまさにこの時期の話です。
01. WISH
作詞:久保田洋司、作曲:オオヤギヒロオ、編曲:CHOKKAKU
嵐自身にとっても転機の一つだったという15thシングル。最近はクリスマスソングとしてテレビで歌われることも多いです。個人的に一番好きなMusic Videoはこの曲です。
02. ランナウェイ・トレイン
作詞:SPIN、Rap詞:櫻井翔、作曲:Anthony Little/Rick Kelly、編曲:鈴木雅也
闇の中走った汽車というのはまさに嵐そのもの。やっと長いトンネルを抜けて「誰もいない場所」へたどり着き、そのままの勢いで突っ走ろうという意気込みが伺えます。
03. Raise Your Hands
作詞:SPIN、Rap詞:櫻井翔、作曲:Stefan Olsson/Tim Norell、編曲:安部潤
とにかく手を挙げろと言わんばかりの曲。「この音の海はまだ浅瀬」という表現がいいですよね。さすが櫻井くんです。
04. きっと大丈夫
作詞:SPIN、Rap詞:櫻井翔、作曲・編曲:Shinnosuke
16thシングル。このアルバムからの先行シングルという位置づけだそうです。20周年記念でMUSIC STATIONでこの曲を披露した際の櫻井くんの「夢はでっかく こう描く」と歌う誇らしそうな顔がとても印象的です。
05. Ready To Fly
大野くんメインの曲。メインといいつつほぼソロパートです。一時期ネットをざわつかせた大喜利に使われた二宮くんの画像はこの曲のパフォーマンス中のものです。
06. キャラメル・ソング
作詞:小川貴史、作曲:松下典由、編曲:高橋哲也
二宮くんメインの曲。窓に映る夕暮れの空と甘くて苦い残りほんのわずかの2人の時間をキャラメルに例えるなんてロマンチックですよね。
07. COOL & SOUL
作詞:SPIN、All Rap presented by 櫻井翔、作曲・編曲:吉岡たく
10周年ベストアルバムにも収録された、"嵐第二章"の幕開けを歌うRap曲。間奏の櫻井くんの「4つ前のアルバムに話はさかのぼるんだけどさあ」はHERE WE GO!のTheme of ARASHIを指します。この曲を引っ提げてアジアを回り、翌年の自身初の東京ドーム公演へ向けて歌詞を一部変えた"for DOME07"バージョンもあります。
08. 旅立ちの朝
作詞:SPIN、作曲:Shusui/Fredrik Hult/Jonas Engstrand、編曲:ha-j
1曲挟んでまた別れの歌です。しかし、今回はパレットなどのこれまでの別れの歌と違い、自分が旅立つ側になっており、場面描写もカップルではなく親元を離れるというイメージになっています。
09. I Want Somebody
作詞:Axel G、作曲・編曲:Shusui/Stefan Aberg/Fredrik Hult/Ola Larsson
松本くんメインの曲。他の曲もそうですが、メンバーメインの曲はそのメンバーのイメージに合うような曲が選ばれていますね。夜の恋なイメージが強いです。
10. Secret Eyes
作詞:Erykah、Rap詞:櫻井翔、作曲:Gajin、編曲:岩田雅之
相葉くんメインの曲。前の曲が"君"でこの曲が"キミ"なのがまさに世界観の一致という印象です。Rapも櫻井くんと相葉くんの2人で担当しています。
11. 超2ありがとう
作詞:Erykah、作曲:Hanrik Rongedal/Magnus Rongedal、編曲:岩田雅之
櫻井くんメインの曲。タイトル通り、世界中の人々にありがとうを伝えようという曲。イライラして怒るよりも感謝することの方が大切ですね。
12. CARNIVAL NIGHT part2
コンサートではおなじみの楽曲で、MUSIC STATIONウルトラFESでBRAST in Miyagiの中継が行われた時にも披露されました。Bメロはもはやほぼ歌われず「C-A-R-N-I-V-A-L NIGHT!」とみんなで叫びます。アラフェスではFESTIVAL NIGHTになりました。
13. シルバーリング
作詞:山本成美、作曲:北川吟、編曲:若草恵
嵐の曲では珍しく一人称が"俺"です。入道雲という歌詞がありますがどことなく雰囲気は冬を連想させます。幸せそうでいいですね。
14. LOVE PARADE
作詞:仲山卯月、作曲:土井まどか/土岐健一、編曲:船山基紀
通常盤のみに収録のボーナストラックです。すごい方が編曲してくれました。勝手な解釈ですが、CARNIVAL NIGHT part2と同じ夜を別の主人公で切り取られていたとしたら素敵ですよね。
嵐の快進撃へと最高の助走を切った1枚だと思っています。ぜひ聴いてみてください。