「証拠」とジャニーズWESTの今後

6月24日、ジャニーズWESTの14thシングル「証拠」がリリースされました。この曲は発売前から『オールナイトニッポンプレミアム』や『Johnny's World Happy LIVE with YOU』、『CDTV ライブ! ライブ!』『うたコン』などで話題を集め、フラゲ日の6月23日付オリコンデイリーシングルランキングでは148,256枚の売上を記録しました。これは自身にとって、「ええじゃないか」「アメノチハレ」「Big Shot!!」を除く過去10枚のシングルの初動売上を一日で超え、「ええじゃないか」に次ぐ初日売上を記録したようです。確実に風向きが変わってきていると感じられる現在のジャニーズWESTですが、今後どのような未来が掴めそうかということを考えていきたいと思います。

 

まずは翌2021年でデビュー7周年を迎えるという点について。7人組で虹色のメンバーカラーということもあり、7周年は大きなお祭りになると考えられます。関ジャニ∞が2012年、グループ名にちなんで8周年を盛大にお祝いしました。ジャニーズのグループは10周年を中心に盛大にお祝いをしてもらえるイメージです。もちろんそれ相応の頑張りが必要ですが。普通のペースでは10周年であったろうお祝いのタイミングが3年前倒し(10周年もあると思うので、追加の方が正しいかも)になる可能性は、今年一年次第で大きくあり得ると思います。今年中止になったドーム公演も来年仕切り直しで実現する可能性も大いにありますから、期待していいと思います。

また、これも関ジャニ∞との比較になりますが、「LIFE~目の前の向こうへ~」もデビューから6年タイミングでの楽曲でしたね。ここで一つ従来のイメージを変えるのはピッタリのタイミングでもあったのでしょうか。

 

そして紅白歌合戦について。出場を待ち望んでいるファンも多いと思います。
2020年のジャニーズ出場者について予想すると、このまま下半期にかけて、これまで動きが無かったグループも順調にリリースがあるとするなら、昨年に引き続き嵐、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、King & Princeは出場が確定すると考えられますが、それに加えてSixTONES vs Snow Manの出場も期待できます。合算ではあるものの上半期のオリコンシングルランキングではぶっちぎりの一位、それぞれについてもSnow Manはミリオン間近、SixTONESも90万枚を突破しています。この2組は下半期にかけてバラバラに活動していくはずですが、年末になると一年の総決算としてオリコンチャートや話題性などから再度セットになると考えられます。このタイミングが本当に最後になると思いますが、紅白にも合同扱いで出場すると見込まれます。ここにジャニーズWESTが割り込むことは難しいかと思います。ただ、7周年への助走としての出場機会は伺えるかもしれません。

2019年の紅白歌合戦でのジャニーズ出場者は完全に売上順となりました。それまでSexy Zoneが出場していましたが、『シブ5時』『少クラ』『らじらー』と地上波BSラジオ持っていたレギュラーが2019年にすべて無くなり、NHK貢献枠から離れてしまったことが考えられます。シングルの売上は嵐>キンプリ>関ジャニ>JUMP≧キスマイとなっており、次点がキンキ・NEWS・WESTです。このうちキスマイは『少プレ』でNHK枠を確保したことが紅白初出場の決め手の一つと考えられますが、WESTがここに食い込むために必要なボーダーラインは20万枚。アルバム「W trouble」で達成し、「証拠」でも十分狙えるところです。ちなみに「いまだ!!」はNHK枠に入りますかね?NYC理論で行けば入りますが。あとドラマに出たメンバーも多いですね。そういうところも是非加味していただきたいというか……

 

ちなみに「証拠」の初回B、本当に最高ですよ。カラオケに結構メンバーのコーラスが入っているのが気になりますが(特に「ANS」)、「間違っちゃいない。」はユニット曲時代から1分以上長くなっているのも、ストリングスの感じも素晴らしいです。あと、スリーブがシンプルなので、特典のチェンジングジャケットが結構いい感じになります。店頭で見つけるのは難しいかもしれませんが、是非手に取ってもらいたいです。